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中学生のスマホが絡んだ事件についてまとめ

  • 中学生の子供にスマホを持たせても良いものだろうか…
  • スマホを持たせることで事件に巻き込まれたりしないだろうか…
  • 事件を避けるため、中学生の子供のスマホにどんな制限をかけるべきだろうか…

お母さんたちの間で上記のような悩みが広がっています。それもそのはず。中学生を含む子供たちが犯罪に巻き込まれる事件が右肩上がりに増加しています。その多くはSNSに絡むもの。SNSに絡む子供の被害者数は2017年だけで1813人。

2008年に比べ2.3倍に膨れあがっています。「自分の子供は巻き込まれないだろうか」とお母さんが不安になるのも無理はありません。

そこで今回は中学生のスマホが絡んだ事件についてまとめ、具体的な事例を示し、その対策について考えてみたいと思います。以下のようなお母さんがたにぜひお読みいただければと思います。

日本経済新聞「子供のSNS被害最多 17年、淫行や「自画撮り」大半」

この記事はこんな方におすすめです
・中学生の子供にスマホを持たせるべきか悩んでいる方
・スマホを持たせることに伴うリスクについて知りたい方
・中学生がスマホ絡みでどんな事件に巻き込まれているか知りたい方

中学生にスマホを持たせると事件になりやすい?

SNS関係

中学生がスマホで最も利用しているのはコミュニケーションツールです。

中学生の約6割がスマホを使う時代。コミュニケーションの手段は対面や電話から、スマホへと移行しています。

とりわけLINEやTwitter、Instagramなど他人とつながり、ネットワークを形成するツールの利用が増えています。

リアクションが速く、スタンプなどの楽しめる機能が多くあり、既読・未読の区別がつくLINEは今までにないコミュニケーションのあり方を提供してくれます。

また、Twitterは自分の気持ちを「吐き出す」ツールとして、Instagramは自分の思い出を共有する手段として普及しています。

SNSは簡単に家族や友人とコミュニケーションできるだけでなく、今までなら知り合うことさえなかった世界の人々とつながることも可能。

英語で入力したり、外国人が見たがる日本独特な風景の写真をアップしたりすれば、世界の裏側からでも反応が返ってくるのは楽しいものです。

その一方で「つながる」という特性を活かし、中学生を狙う犯罪者も存在します。

犯罪者にとってもSNSは便利なツールなのです。子供たちはプロフィールを「本当のもの」と信じがち。しかし、ネット上のプロフィールはいくらでも偽ることが可能なのです。

犯罪者は性別はもちろんのこと、年齢さえも偽ります。

友達感覚で語りかけ子供の油断を誘うのはよくある手段です。プロフィール写真だってどこから拾ってきた写真かわかりません。

スマホを持ち、SNSを使用するということは同時に、こうした犯罪者たちへの「窓口」を開けてしまっていることも意識すべきです。

いじめ

中学生になると自我が芽生え始め、他人と自分や、親と子の区別をはっきりと認識するようになります。

「自分」というものを認識すると同時に、自尊心(プライド)が芽生え、力強く大人へと向かって歩み始めるのが中学生という年頃です。

しかし、中には自尊心を持てない子も存在します。

勉強ができなかったり、スポーツができなかったり…その理由は様々でしょう。

自分に自信がない中学生たちはしばしば、他人を自分よりも低く見ることによって自尊心を確保します。

自分や友人の間で特定の人間の「地位」を貶(おとし)めることで、自分を「上位」に位置づける。それが「いじめ」です。

いじめの怖いところは原因は何でも良いということ。

「SNSで家族旅行を自慢したから」「LINEでの返答やスタンプが気に入らないから」…大人から見ればつまらない、ささいなことでもいじめの口実になりえます。

一対一でケンカするならまだしも、「気に入らない」と同意する仲間を集めるのがいじめの陰湿なところ。

グループLINEやLINEのタイムラインに悪口を書き込んだり、グループから仲間はずれにし別のグループをつくったり、とその手法は様々。

「そんな嫌なら見なければいいじゃない」と軽く考えてはいけません。

子供たちにとって学校の人間関係こそがその時点での人生の全てなのです。

SNSを用いたいじめは必ず学校でのリアルないじめに結びついています。

「この世の中に自分の居場所はない」「自分は生きていてはいけないんだ」…何の非がなくても、否定され続けることで子供たち自身は自分という存在を否定するように。

思いつめた子供が自傷行為や自殺に走ってしまう事件が後を絶たないのはそのためです。

個人情報の漏洩

スマホは子供にとって楽しいツールです。ゲーム、占い、写真加工、SNSなどありとあらゆる娯楽がアプリという形で提供されます。

また、セキュリティを向上させたり、スマホの通信速度を上げたりすると主張するものまで。

しかも、そのアプリのほとんどが無料。無料で利用できるなら良いかと、子供たちはどんどんアプリをダウンロードします。

しかし、そうしたアプリの中には個人情報を漏洩させてしまう危険性があるものも。

もちろん子供たちが意図的に個人情報を流すわけではありません。

子供たちの「楽しみたい」「得したい」という思いを上手く活用し、個人情報が抜き取られるのです。

個人情報を提供してもその管理が厳格に行われているならば問題ありません。

私たちも日々ポイントカードや電子マネーを利用する度に、購買履歴という個人情報を提供しています。

ポイントと引き換えに個人情報を提供しても気にならないのは

大手企業の場合それら個人情報を厳格に管理するルールが定められているためです(それでも流出することはありますが)。

ところが、犯罪者たちは悪意のあるプログラムをアプリに組み込み、提供の同意を得ていない情報まで抜き取ろうとします。

アドレス帳にある友人や家族のアドレスデータや、写真フォルダにあるプライベートで撮影した写真、場合によっては自らのスマホの位置情報までが抜き取られることも。

個人情報の漏洩は金品をだまし取る詐欺事件や、ストーカーなどのつきまとい行為、連れまわしや監禁などの暴行事件に発展することも。

取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう可能性をもたらしてしまうのが、個人情報の漏洩なのです。

中学生とスマホが絡んだ事件まとめ

例「歩きスマホで駅のホームから転落し死亡」

中学生がスマホに絡んで巻き込まれた事件を以下では具体的に紹介していきましょう。事件の1つ目は死亡事故です。

死亡事故はJR東海道線東静岡駅で発生しました。2018年7月、当時中学3年生の男子生徒がホームから転落し、車両と駅ホームの間に挟まれ死亡したのです。

ホームから転落した理由は「歩きスマホ」です。防犯カメラの映像にはスマホの画面を見ながら歩く、男子生徒の姿が残されていました。

うっかりホームから転落し、運悪くそこに列車が入線してきたのです。

歩きスマホなど「ながらスマホ」は人命に関わる大事故につながります。子供自らが死亡するだけでなく、人を死亡させてしまうことも。

携帯キャリアから歩きスマホを防止するアプリや機能がリリースされています。

子供が歩きスマホをしがちだと感じたら、口頭で注意するだけでなく、こうしたアプリの導入も検討すべきでしょう。

中日新聞「転落中学生 歩きスマホ 東静岡駅死亡事故」

au「歩きスマホ注意アプリ」

例「SNSで知り合った大人にわいせつ画像を送信」

2つ目の事件は児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)事件です。被害にあったのは千葉県内の当時中学生の少年です。

容疑者はなんと栃木県内中学校に勤める男性教員でした。男性教員は2017年7月、SNSで知り合った男子生徒にスマホでわいせつな画像を撮影させ、それを自身に送信させました。

容疑者は「男児に興味があった」とのこと。教員や公務員など社会的地位が高い人間であっても加害者になる時代。

こうした歪んだ性的し好を持った犯罪者はどこにでもいると心得るべきでしょう。今回、犯罪者と被害者を結びつけたのはTwitterでした。

今回の事件が発覚したのは母親によるスマホのチェックだそうです。

子供の様子をよく観察し、不審な点があればスマホの中身をチェックすることも時として必要でしょう。子供のプライバシー以上に守らなければならないのは、子供の安全です。

産経新聞「中学校講師の男、男子中学生にわいせつ画像送らせる 児童ポルノ製造容疑で逮捕」

例「グループLINEでのいじめから自殺へ」

3つ目の事件は自殺事件です。事件は奈良県橿原市で発生しました。2013年3月、当時中学1年生の女子生徒が自ら命を絶ちました。自殺の原因はいじめ、舞台はLINEです。

特定のメンバーだけでつくられるグループLINEは友人間での情報交換に非常に便利なツールです。

しかし、女子生徒はグループLINE上で無視され、仲間はずれにされ続けました。時には家族に対する中傷を書き込まれることもあったそうです。

中学生のスマホ保有率やLINEの使用率が高まれば高まるほど、グループLINEは子供たちの居場所としての重要性を増しています。

そこで自分の存在が無視され続けることで、子供たちは「自分は存在していない」「存在してはいけない」と思い込むようになってしまいます。

スマホは子供たちにとって楽しいだけのツールではなく、時としては自らや他人を傷付けるツールにもなりえます。

中学生の子供にスマホを持たせるなら、保護者はそれらのリスクを認識し、子供のスマホの使用状況や現在の精神状態を気にかけるべきでしょう。

産経新聞「橿原の中1女生徒自殺『精神的いじめや親への不満』が要因 第三者委報告書」

中学生の子供が事件に巻き込まれないようにするために

中学生の子供がスマホに絡む事件に巻き込まれないようにするため、お母さんはどのような対策をとるべきでしょうか。ご提案したい対策は2つあります。

親子のコミュニケーションを大事にする

まずは親子のコミュニケーションを大事にするということです。サラリーマンの平均給与が伸び悩む一方で、教育費は年々増すばかり。

そんな状況で共働きをせざるをえない世帯が増え、子供と親が直接コミュニケーションする時間は減るばかりでしょう。

親子のコミュニケーション手段は以前よりも増えています。

直接会って話す時間が足りなくても、SNSなどを使ってコミュニケーションはできるはず。交わされるメッセージの内容から子供たちの異変を感じ取ってください。

もちろん、直接コミュニケーションを取ることが大事なのは言うまでもありません。

子供たちは感情の全てを言語に置き換えることはできません。子供に限らず人間は言語で伝える情報より、表情、視線、身振り、手振りなど非言語で伝える情報の方が多いのです。

直接のコミュニケーションは子供たちの異変を認知することだけが目的ではありません。

スマホの適正な利用についてルールを定める上でも大切です。ルール策定で最も大切なのは親子の信頼関係。信頼関係を高めるためにはコミュニケーションを密にするしかありません。

なぜ制限が必要なのか、どんな制限(利用時間帯・アプリダウンロード・課金制限、GPS情報の利用)が必要なのか…親子が一緒になってお互いが納得できる利用ルールをつくりましょう。

子供のスマホにフィルタリングをかける

いくら親子が納得できるルールができたからといって、中学生がそれを守りきれるとは限りません。

ゲームや動画視聴には中毒性があり、自制心だけでやめられないところが怖いところ。SNSでのメッセージ交換は楽しく、優しい子供ほど「そろそろやめよう」と言い辛いものです。

でも大丈夫。自制心に頼らずとも子供のスマホに制限をかける手段があります。それが「フィルタリング」です。

iPhoneには標準でフィルタリングの機能が搭載されています。AndroidスマホにもGoogleが提供するオフィシャルなフィルタリングアプリがあります。

フィルタリングを使えば、子供のスマホを包括的にコントロールすることができます。

利用時間帯や利用時間の制限、アプリダウンロードの禁止や承認、アプリ内を含む課金の制限、GPS情報の確認などです。

もちろん、自我が芽生えた子供たちはフィルタリングをプライバシーの干渉と捉え、嫌がるかもしれません。

しかし、親子間の摩擦を避けるために、安易にフィルタリングを解いてはいけません。

逆に、問答無用でフィルタリングをかけることも避けましょう。こういう時こそ大事なのが親子のコミュニケーションです。

どうしてフィルタリングが必要なのか、フィルタリングによってどのようなリスクが回避できるのか、制限なくスマホを使用することがどのような事件に結びつくのか…様々な角度から説明し、子供たちに納得してもらいましょう。

まとめ

シンガーソングライターであり、俳優でもある美輪明宏さんは「正負の法則」を説いています。正負の法則とは人間は何かを手に入れれば、同時に何かを必ず失うという人生訓です。さしずめスマホを手に入れた子供たちは、安全性や学力を失っているのかもしれません。

子供が事件に巻き込まれてほしくない…これは全ての親に共通する願いです。子供に求められるままスマホを与えっぱなしにしていませんか?スマホを与えつつ安全性を確保しいたいなら、それ相応の努力が保護者には求められます。

まずはスマホの使い方について改めて親子で話し合ってみませんか?スマホを使いすぎたり事件に巻き込まれたりしないためには、どうすべきかに親子で率直な意見をぶつけ合いましょう。きっと良い着地点が見つかると思いますよ。

この記事のまとめ
まとめ①:中学生のスマホ利用は様々な事件に結びつく可能性を秘めています。
まとめ②:現実に中学生がスマホに絡んで巻き込まれる事件は発生しています。
まとめ③:事件から子供を守るために親子の会話と物理的なスマホの制限が重要です。