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スマホを使って小学生の勉強効率を上げられるのか?

  • 小学生の子供にスマホをせがまれてるが学力の低下が心配…
  • スマホが子供の学力をなぜ低下させるのかその理屈がわからない…
  • スマホを使って子供の学力を高められないだろうか…

小学生の子を持つお母さんの間でこのような悩みが広がっています。小学生のスマホ所有率は年々上昇しています。どの子育て家庭も遅かれ早かれ、スマホと学力の関係について考えなければならない日が訪れます。

そこで今回はスマホと小学生の勉強への影響について考えてみたいと思います。スマホの使用時間と小学生の学力の関係や、スマホが勉強の効率に与える教科別の効果、小学生の勉強に有効なアプリについてみていきます。以下のようなお悩みを抱えているお母さん、ぜひお読みください。

この記事はこんな方におすすめです
・スマホと小学生の学力の関係について正確な情報を知りたい方
・スマホでどの教科の学力が伸びやすいのか知りたい方
・小学生の勉強に役立つスマホアプリを知りたい方

世間一般的にはスマホを使えば使うほど学力が落ちる

政府統計

小学生のスマホ利用が勉強に影響するのかどうかについて、政府の統計を参考に共通の認識を持ちましょう。結論から言うと「30分以上のスマホ利用は小学生の学力を低下させる」です。

文部科学省は毎年小学生、中学生を対象に「全国学力テスト」を実施しています。その時、政府は学力との関係において調べたい項目について不定期にアンケート調査を行っています。2014年度の調査において次のような質問を行いました。

「普段(月〜金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをしますか(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除く)」(質問番号13)

この質問に対し、全国の2万510校の小学校に所属する小学校6年生109万1649人の児童が回答しました。この調査によるとスマートフォン等の1日の平均使用時間(ゲームを除く)の分布状況は以下の通りでした。

この結果からわかることは(1)小学校6年生の半数以上(約54%)がスマホでインターネットをしている、(2)インターネットをする小学生の内半数は30分未満の使用に留まっているが、残りの半数は30分以上使用しており、約15%の小学生は1時間以上使用している、という事実です。なお、「ゲームの使用を除く」としているので、実際のスマホの使用時間はもっと長い、と考えるべきでしょう。

次にスマホの使用時間と学力テストの平均正答率について見たものが上の図です。この図からわかることは(1)スマホを30分未満使用する子とスマホを全く使用しない子の間では学力の差が確認できない(むしろわずかに上昇する)、(2)30分以上スマホを使用すると、使用時間が延びれば延びるほどそれに比例して国語・算数の学力は低下する、という事実です。

「平成26年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」

「平成26年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】(クロス集計表(児童質問紙-教科)全国【表】)

子供は理由・目的があれば勉強する

この調査結果を見て「スマホは子供の学力を低下させる」「小学生を含む子供にスマホを買い与えては絶対ダメなんだ」と決めつけてはいけません。確かに調査結果はスマホの使用時間と学力の関係に相関があることを示してはいます。

しかし、上記の結果を見る上で注意してほしいことが2つあります。

その一つはスマホを全く使用しない小学生より、スマホを30分未満使用している小学生の方が(わずかではありますが)、学力(平均正答率)が高いという事実です。この事実を素直に受け取るのであれば、スマホを買い与えないよりもスマホを買い与えた上で、使用時間を30分以内と限定すれば学力は「上がる」ことになります。

「スマホを与えたのはいいけど、30分以内に使用時間を抑えるなんて難しいよ」と思われるかもしれません。しかし、そこは親の力の見せ所。30分以内の使用に留めるにはどのような用途・目的で使用すれば良いのか、子供とよく話し合うべきです。

「ゲームや動画視聴はダメ」「使うなら調べ物や親・友達との連絡の時だけ」「夜8時以降はスマホを使用しない」などのルールを親子で作れば、スマホの良い面だけを引き出すことも可能かもしれません。

注意事項の2つ目は「逆は真ではない」ということです。すなわち「スマホを取り上げたからと言って、子供の学力が上がるわけではない」というシンプルな事実です。子供が勉強しなければならない理由、勉強する目的を理解しない限り、スマホを取り上げても子供は勉強をしません。

勉強することに意義を見いだせない子供はスマホがない時代でも勉強はしませんでした。テレビゲームやカードゲーム、ボードゲームや漫画・テレビ、野球やドロケイ(泥棒と刑事)など、スマホがなくても遊ぶ方法はいくらでもあります。

子供が勉強するかどうかは、スマホの有無ではなく、子供が勉強する理由・目的を見つけたか否かにかかっているということです。

スマホを勉強に使うことはできないのか?

国語は無理(ネットで日本語の勉強は出来ない)

スマホを使って子供が学力を上げてくれるならば言うことはありません。スマホが持てて子供は喜びますし、親も学力の向上で喜べます。しかし、「国語」に限って言えば、学力が上昇しないことは先の文部科学省の調査結果からも明らかです。

スマホの利用が子供の国語力を低下させる最大の理由は、スマホでゲームや動画視聴に時間を取られるあまり、読書にまで時間が割かれないことが一因です。上の図は内閣府による小学生のスマホ実態調査の結果です。スマホを持った子供のほとんどがゲームや動画視聴にスマホを用いていることが明らかです。

その一方で子供の「不読率(小学校4-6年生)」は過去10年間で2.7ポイント上昇し、最新の調査では8%に達しています。また子供の「1か月の平均読書数(小学校4-6年生)」も0.4冊減少。子供たちの読書離れが進行しています。

「スマホでネットニュースを読んでも、紙の本で読書をしてもあまり変わらないのでは」と思われる方もいるかもしれません。生まれた時からデジタル機器に囲まれた子供たちも当然のようにそう思うでしょう。しかし、最新の脳科学によってそれは否定されています。

医師の加藤俊徳氏によれば「物理的な存在がある紙の本で読書をすることは五感に刺激を与える」「その結果、文字情報を扱う左脳と、文字情報以外の情報を扱う右脳が同時に活動する」「脳全体が活動することによって、記憶力に差が現れる」のだそうです。

内閣府「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

公益社団法人全国学校図書館協議会「「第64回学校読書調査」の結果」

加藤俊徳『1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術』

数学は難しい

数学・算数についてもスマホの使用時間が延びれば延びるほど、学力が低下することは明らかになっています。それではなぜスマホを使用すると数学・算数の能力は低下してしまうのでしょうか。

加藤俊徳氏によれば(1)算数の問題を解く時、脳の複数箇所がそれぞれ役割分担しながら複雑に連動して働いている、(2)脳の「どの部分」を「どのような順序」で用いれば良いかは訓練(練習問題を解くこと)によって身につく、のだそうです。

スマホの長時間使用は2つの点において脳の働きを邪魔します。第一に脳の疲れです。スマホの画面を長時間見つめることによって、私たちは「見ること」に集中します。特に紙の本とは異なり視認しにくいスマホの画面は見る能力を酷使し、それ以外の脳の働きを邪魔してしまいます。

第二に脳のトレーニング不足です。スマホでゲームや動画視聴に時間を割いてしまうと、数学・算数の練習問題を解く時間が減ってしまいます。数学・算数の能力は生まれつきの能力ではなく、どれだけ問題を解くトレーニングをしたかによって左右されます。問題を解く練習をしなければ、脳がどの部分をどの順序で使えば良いのかわからず、問題が解けなくなるのです。

国語同様、数学・算数についてもスマホで能力を伸ばすのは困難なようです。しかし、「スマホは子供の学力を低下させるだけで、勉強の役には全く立たない」かと言うとそうではありません。スマホを用いた学習が学力向上に効果を発揮する場合もあります。

歴史・英単語などの暗記系は強い

スマホでの学習が効果を発揮するのが「暗記」です。「暗記は本当の学力を高めない」という意見もありますが、全ての学力は基礎的な知識・教養を暗記することから始まります。最初はやみくもに記憶(暗記)していた知識や教養も、やがて記憶として定着し、記憶した知識・教養を有機的に結びつけることで学力は高まります。

暗記をする際に「フラッシュカード」を用いる方法があります。一部学習塾やそろばん塾でも導入されているこの方法は、カメラのフラッシュのように一瞬だけ文字や絵柄を見せ、そこに表示されていた数字や文字、絵柄を活用して回答を導くというものです。

脳は鍛え方次第でいかにように「成長」します。フラッシュカードは短時間で映像を記憶するトレーニング。訓練を繰り返すことで脳の情報処理速度は増します。その状態で今度はカードの情報に長時間接すれば、着実かつ効果的に脳が記憶できると言うのです。

国語・数学(算数)に比べ、情報量の多い・少ないが得点を左右する社会や理科、英語などは暗記学習が重要です。皆さんも「単語帳」というフラッシュカードを作って学習した経験があると思います。

現代においては物理的な単語帳よりも、スマホの方が簡単かつ多様なフラッシュカードを作成することが可能です。こうした暗記系科目の得点を上昇させるなら、スマホを活用するのも「あり」と言えるでしょう。

ガブリエル・ワイナー『脳が認める外国語勉強法』

子供のスマホ向け無料勉強アプリ3選

スマホで学力が上がるなら、親も子供も言うことはありません。そこで子供の学力向上に役立ちそうなスマホアプリを3つご紹介したいと思います。どうせスマホを持たせるなら、勉強に役立つこれらアプリをインストールしてみてくださいね。

例:単語帳メーカー(Flashcard Maker App)

ar.incがリリースしている単語帳メーカーは、スマホを使って記憶力向上に有効なフラッシュカードが作成できるアプリです。App内課金はありますが、無料の範囲内でかなりの機能を使うことができます。

スマホだけでフラッシュカードを作成できるのはもちろんのこと、そのフラッシュカードをママ友とシェアすることも可能。お互いにフラッシュカードを作成し、勉強に有効だったカードを交換するのも良いですよね。

「スマホで一つひとつ入力をするのは面倒」という方でも大丈夫。パソコンの表計算ソフト(Excelなど)でフラッシュカードに入れたい言葉をまとめて編集し、それを一括でアプリにインポートすることも可能です。

有料オプションを利用すれば「広告削除」「単語帳の数増加」「カード枚数を200件に拡張」「音声録音と再生の有効化」「自動めくりのスピード調整」などの機能が付加されます。

単語帳メーカー(Flashcard Maker App)

例:i-暗記シート -写真で作る問題集-

「記憶」と言えばお父さん・お母さん世代が思い出すのは赤や緑の半透明シート(暗記シート)ではないでしょうか。教科書やノートに緑や赤のマーカーを引き、半透明シートを被せると真っ黒に塗りつぶされるというもの。この暗記シートをスマホで再現できるのが「i-暗記シート」(無料)です。

使い方はとても簡単。ノートの内容を記憶する場合は、(1)記憶したい文字を赤ペンで買いたり、その箇所を緑色のマーカーで塗り、(2)そのノートをスマホのカメラで撮影するだけです。

赤色の文字や緑マーカーの部分は、アプリ上で自動的に「記憶すべき部分」と認識され真っ黒く塗りつぶされます。塗りつぶされた部分をタップすれば答えを確認することが可能。これならノートとは別にフラッシュカードを作成することなく暗記作業が行えます。

i-暗記シート -写真で作る問題集-

例:トドさんすう

子供たちが大好きなゲームの要素を盛り込んだ算数学習アプリが「トドさんすう」です。ゲームには子供たちを「没頭させる」要素があります。その要素をうまく活用して、子供たちを算数の勉強に集中させ、なかなか伸びにくい算数の能力を伸ばすことを目指すものです。

10〜15分程度の学習をまとめた「きょうのぼうけん」、算数の概念が自然と身につく「ミッションモード」、600種類以上準備された「算数アクティビティ」、現在の算数の能力を測定する「モンスタークイズ」など楽しみながら算数の力を伸ばせる要素が盛り込まれています。

また、「宝さがし」「モンスター集め」「アバターの成長」など楽しめる要素が盛りだくさん。未就学児から小学校2年生までの算数力向上にベストなアプリと言えるでしょう。

トドさんすう

まとめ

以上、スマホの利用と小学生の勉強について考えてきました。30分以上のスマホ利用は小学生の学力を確実に低下させていること、スマホがプラスの効果をもたらすのは社会・理科・英語などの暗記科目が中心であることなどが明らかになりました。

小学生にスマホを持たせるほとんどの保護者は、子供の居場所の確認や安全の確保を目的にスマホを持たせています。しかし、スマホは子供の生活全般に影響を及ぼします。

今回の記事を題材にして、「勉強面においてスマホの効果を最大限に発揮するためにはどうすれば良いか」について旦那さんと話し合ってみてはどうでしょうか。

この記事のまとめ
まとめ①:スマホの使用時間と学力低下には明確な関係がある。
まとめ②:スマホは国語・算数の力を弱めるが、暗記の手助けにはなる。
まとめ③:スマホで暗記に役立つアプリが多数リリースされている。