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スマホは小学生に悪影響を与えるのか?

  • 小学生の子供からスマホを買ってほしいとせがまれている…
  • 小学生の子供にスマホを持たせて何か問題がないか不安…
  • 小学生の子供にスマホを持たせたくないけど説得できない…

学年が上がるにしたがってスマホを持つ小学生が増え始めます。

友達が持っていたら「自分も」と欲しくなるのは当然。

その結果「お母さんスマホ買って〜」とおねだりされることになります。

しかし、親としてはスマホを持たせるデメリットが気になりますよね。

そこで今回はスマホが小学生に与える悪影響について徹底的に調査しました。

最新の研究結果を踏まえて悪影響を実証するとともに、その悪影響を避けるために必要な対策や逆にスマホを与えることのメリットにも触れます。

今回の記事は以下のようなお母さん方におすすめです。

この記事はこんな方におすすめです
・小学生の子供にスマホを持たせない理由を見つけたい方
・スマホを持たせることの悪影響を知り、対策をとりたい方
・スマホのデメリットもメリットも把握しておきたい方

 

スマホが小学生に与える悪影響について

視力の低下

スマホが小学生に与える第1の悪影響は「視力低下」です。

子供の視力は長期的に悪化する傾向にあります。

上の図は過去40年弱の裸眼視力1.0未満の児童・生徒の割合を示したものです。

全ての学校種別において視力が悪い子供の数は増えていますが、特に小学生の視力の低下が目立ちます(約1.5倍)。

昔に比べメガネをかける小学生が増えた印象はあります。

しかし「近視はそれほど珍しいことではないから大したことない」と思うのは危険です。最近では成長しても近視が止まらない事例が増えています。

子供たちの近視は将来的に、目の前16センチの範囲しかピントが合わせられない「強度近視」や眼球が変形する「病的近視」、さらには失明に発展することもあります。

眼科医によれば近視を防ぐためには、

(1)目とスマホなどを30cm以上離す

(2)1時間ほど(スマホや携帯ゲームなどの場合は30分ほど)目を使ったら10分程度休ませる

が必要だそうです。

子供たちはスマホをたいてい30cm以内の距離で使用しますし、スマホのゲームなどは熱中して何時間も続けてしまいます。

こうしたスマホ習慣を防がない限り、子供の近視を防ぐこともできません。

医新会「近視の進行予防と治療」

睡眠時間の低下

スマホが小学生に与える第2の悪影響は「睡眠時間の低下」です。

ベネッセ教育総合研究所の2014年の調査によればスマホの利用する小学生は使わない小学生に比べ、睡眠時間は約20分短いという結果が出ました。

中学生、高校生と比べてもスマホが睡眠時間に与える影響が最も大きいのは小学生です。

「20分」と聞いて「心配するほど睡眠時間は短くなっていないね」と思われるかもしれません。

しかし、スマホが睡眠に影響を与えるのは睡眠時間の短縮に留まりません。

スマホが睡眠に与える最も深刻な影響は睡眠の「質」の低下です。

スマホの画面が発する光は太陽光とは異なる特徴があります。

それは「ブルーライト」という波長の光が多いこと。

ブルーライトは眼球では吸収しきれず、網膜にダイレクトに届くのが特徴です。

スマホのやり過ぎで目の疲れや痛みが生じるのはブルーライトの仕業です。

また、ブルーライトは体のホルモンバランスに影響を及ぼし、体を活動モードにする力があります。

寝る直前までスマホをしている子供たちの体は、ベッドに入ってからもなかなか睡眠モードには入れません。

そのため実質的な睡眠時間は20分以上短くなり、睡眠不足の小学生を生み出してしまうのです。

ベネッセ教育総合研究所「第2回放課後の生活時間調査報告書(2015)」(第10章)

有害サイト・アプリの利用(教育上の問題)

スマホが小学生に与える第3の悪影響は「有害サイト・アプリの利用」です。

有害サイトとは子供に悪影響を与える有害な情報を提供するサイトのこと。

アダルト、麻薬、暴力・虐待など子供にとって有害で不必要な情報はインターネット上にたくさんころがっています。

キッズ携帯ならデフォルトで有害サイトへのアクセスはブロックされています。

しかし、大人も使用するスマホなら簡単に有害サイトへアクセスできてしまいます。

もちろん、後述のフィルタリング機能やアプリを使用すれば有害サイトを利用できなくすることは簡単です。

しかし、スマホを子供に使用させながらフィルタリングアプリを使用している保護者は意外に少ないようです。

内閣府の調査によれば小学生にスマホを使わせている保護者がフィルタリングを使用している比率は27%に留まり、ほとんどの保護者が有害サイトのブロックに有効なフィルタリングを使っていないことがわかりました。

意図しない情報漏えいをもたらす有害アプリやスマホの使いすぎを防止する機能もあるフィルタリングアプリ。

保護者の理解がまだ不十分な状況では、子供の有害サイト・アプリへのサクセスを防ぐことはできそうにありません。

内閣府「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

勉強時間の低下(学力の低下)

スマホが小学生に与える第4の悪影響は「学力低下」です。

小学生のスマホ利用と学力の関係については、「30分以上スマホを利用すると、利用時間に比例して小学生の学力を低下する」という明確な結果が出ています。

文部科学省は2014年度の「全国学力テスト」に合わせて、スマホの利用時間に関するアンケート調査を行いました。

スマホの利用時間と学力テストの正答率の関係についてクロス集計をすると以下のようになりました。

この図からわかることは2つあります。

第一にスマホの使用時間が30分未満の子供のほうが、スマホを使用していない子供よりも学力が高いという事実です。すなわち「スマホを与えないほうが、学力が高まる」わけでないことがわかります。

第二に、子供がスマホを30分以上使用すると、使用時間に比例して国語・算数の学力は低下する、ということです。この点が

スマホを取り上げれば、子供の偏差値が10上がる

と言われる根拠です。

なお、スマホが学力を低下させるメカニズムについては、

(1)スマホが見ることに集中させるあまり、脳の学習機能(記憶する力、考える力)を低下させる

(2)睡眠の質を低下させ学校での学習に集中できない

ことが指摘されています。

「平成26年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」

川島 隆太『スマホが学力を破壊する』

いじめ被害

スマホを小学生に与える第5の悪影響は「いじめ被害」のリスクです。

いじめというと中高生の間の問題というのは数十年前の常識。現在いじめの「主戦場」になっているのは小学校です。

確かに、昔に比べていじめに対する社会の視線が厳しくなっていること、そして小学校の先生たちが「いじめ隠し」「いじめ無視」したとの批判に神経質になっていることが、いじめの認知件数(報告件数)を増やしているという側面はあるかもしれません。

しかし、スマホといじめの関係で心配なデータがあります。

ドワンゴ等が共同実施したアンケートによれば、ネット上でいじめや嫌がらせを受けた経験が「ある」と答えた小学生は何と約4割に達しています(上図)。

子供たちが受けたいじめで最も多かったのは「個人の秘密や情報の流出」(46.8%)、次いで「裸体写真の提供を強要されるなど性的な暴力」(15.7%)、そして「無視・仲間はずれ」(15.5%)です(上図)。

スマホを持つことは子供にとって「楽しい」だけでは済ませられないリスクをはらんでいるのです。

dwango「ネットでのいじめなどに関する実態調査」

 

小学生がスマホを持つメリット

何ごとにも良い面もあれば、悪い面もあります。

スマホの悪い面だけを見てスマホを持たせないということは、スマホの良い面を捨てることを意味します。

そこで次は小学生にスマホを持たせることにどんなメリットがあるのかについて考えてみましょう。

子供の現在地がわかる

小学生がスマホを持つ第1のメリットは子供が今どこにいるのかを把握できるということです。

幼い子供を狙った犯罪が多発する現在。

我が子が犯罪に巻き込まれないかという不安は増しています。

その一方で子供の行動範囲は成長とともに拡大。親の目の届かないところへ子供はどんどん飛び出していきます。

子供の成長を嬉しく思いつつも不安を払拭したい時、スマホのGPS機能は有効です。

もちろんキッズ携帯でもGPS機能は利用できます。

子供がキッズ携帯に満足し、持ち歩くようであればスマホは不要かもしれません。

しかし、キッズ携帯を恥ずかしがり、持ち歩かないことが増えれば、現在地の確認ができません。その時がスマホの買い時です。

子供とすぐ連絡が取れる

小学生がスマホを持つ第2のメリットは子供とすぐ連絡が取れるということです。

小学生になると塾や習い事などで日が暮れてから帰宅することも増えます。

現在地を把握するだけで十分ではない場合、すぐに連絡を取りたい場合、スマホは有効です。

キッズ携帯でも連絡を取ることは可能です。

しかし、スマホであればLINEを使って連絡を取ることも可能です。

急いでいて文字を入力できない場合、LINEならスタンプやボイスメッセージなどを交換することもできます。

周りの子供から浮かなくなる(周りがスマホを持っている場合)

小学生がスマホを持つ第3のメリットは周りの子供から浮かなくなるということです。

周りの子供がスマホを持っているのに自分だけ持ってない…となると、子供は「恥ずかしい」「孤立している」と感じるかもしれません。スマホを持てば、そのような思いとは無縁です。

「小学生がスマホを持っているとはいえたった30%でしょ」と思われるかもしれません。

しかし、これはあくまでも平均値。

学年が上がるにしたがってスマホの所有率は高まります。また、地域によってはスマホの普及率が50%を超える地域もあるのでしょう。

「うちの地域の小学生は誰もスマホを持っていない」ということであれば、この理由でスマホを持たせる必要がありません。地域の特性や子供の進級に合わせて、スマホを持たせる是非について検討すると良いでしょう。

 

子供にスマホを持たせるにあたって

家族間のコミュニケーションが大事

スマホは子供の安全を確保したり、子供の友人関係を円滑にしたりする上でのメリットがある一方、先に見たような悪影響があることも否定できない事実です。

悪影響を避けるために必要なのがスマホ利用についてのルールを決めることです。

しかし、小学生にスマホを持たせる保護者のうちルールを設定している保護者は半分にも届きません。

全体の41.5%の保護者しかルールを設定してないのが現状です。

また、ルールを設定していたとしても子供がルールの存在を忘れてしまうことも。

上記のように91.5%の保護者が「スマホのルールがある」と答える一方で、子供の72.7%しかルールの存在を認識していません。

この事実は、スマホ利用のルールを設定するだけでなく、定期的にルールの存在を確認し、ルールをどれほど守っているのか、ルールに変更の必要性がないかなど親子間で話し合う姿勢が必要であることを物語っています。

また、後で述べるフィルタリングアプリではチェックしきれいないことがあります。

それは「いじめ被害」です。いじめは認められたアプリ(メール、LINEやネットの掲示板上)で発生しています。

フィルタリングで排除しきれない問題は日常の生活の中で見つけるしかありません。すなわち家族間のコミュニケーションが大事だということです。

内閣府「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

子供向けのフィルタリングアプリや見守りサービスを利用する

スマホ使用のデメリットを避けるためにはフィルタリングアプリの利用も有効です。

フィルタリングアプリとはスマホの使用時間や使用時間帯、アプリダウンロードや課金の制御、GPS機能を用いた現在位置の確認などができるアプリです。

例えば、スマホのデメリットである「視力の低下」を避けたければ、30分以上連続して特定のアプリを使用することを制限すべきでしょう。

「睡眠時間の減少」を避けたければ、スマホを操作できない時間帯の設定が有効です。

「学力の低下」はスマホの使用時間が30分を超えると発生することが明らかになっていますので、子供のスマホ使用時間を一日30分に限定すれば良いでしょう。

「有害アプリの利用」については子供が独自にアプリをダウンロードすることをブロックしてしまえば、親の承認なしにアプリをインストールできなくすることが可能です。

先に見たように小学生の保護者の7割近くがフィルタリングアプリを導入していません。

スマホのデメリットの大部分が解消できるのがフィルタリングアプリ。

「面倒くさい」「よくわからない」と考えず、アプリのインストールや設定を有効にしてください。

 

まとめ

スマホがこれほど普及した現代。遅かれ早かれ子供はスマホを欲しがります。

昔はスマホがなくても生きていけた」といくら語ったところで、子供の心には響きません。

スマホを持たせることを前提に、その悪影響を把握して対策を講じることが親の務めです。

もしすでに小学生の子供にスマホを持たせているのであれば、今すぐ親子で話し合い、ルール作りをしましょう。

面倒かもしれませんが、そのルールを確実に実行するために今すぐ子供のスマホのフィルタリングを有効にしましょう。

「後悔先に立たず」です。スマホに関わる問題の芽は親が責任を持って摘んであげてくださいね。

この記事のまとめ
まとめ①:子供のスマホ所有はデメリットだけでなくメリットもある。
まとめ②:スマホの悪影響のほとんどはフィルタリングによって回避できる。
まとめ③:フィルタリングは万能ではないので親子のコミュニケーションは必要不可欠。