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子供のスマホに時間制限はかけるべき?

  • 家に帰ってからずっとスマホの画面を眺めている
  • 最近子供の成績が目に見えて落ちてきた
  • スマホの利用ルールをつくっても子供が守らない

こうした悩みを抱える親御さんが最近増えています。子供たちのスマホ利用に時間制限を設けたいと思っている方は意外と多いものです。しかし、周りの子供たちがどれほどスマホを使用しているのかを把握し、スマホの使用が子供にどんな影響を与えるのかを理解することなくして、子供を説得することはできません。

そこで今回は、スマホの時間制限を検討しているお父さん・お母さんに、子供のスマホ利用に関する統計やスマホ利用と学力に関する最新の研究結果、そしてスマホの時間制限に有用なアプリや機能についてご紹介したいと思います。

子供はスマホをどれくらい使っているのか?

何時間使っているのか

内閣府が2018年2月に「平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」を発表しました。同調査は「青少年インターネット環境整備法」のフォローアップのために行われた調査です。

調査は小学生・中学生・高校生とそれら保護者を対象に実施。調査員による個別面接もしくはWEB調査の形式で行われた調査に、合計3288人の青少年が回答しました。調査から明らかになったのは以下のような事実です。

青少年の82.5%がスマホ、タブレット、携帯ゲーム機、ノートパソコンなどの手段を用いインターネットを利用しており、スマホが利用機器として最上位のツールでした。

青少年のインターネット利用時間は年々増加し、小学生から高校生までの平均値は1日159.3分でした。学校種が上がるとともに長時間化する傾向にあり、小学生は97.3分、中学生は148.7分、高校生は213.8分でした。

2時間以上スマホなどを利用している比率は全体で57%に達しています。もちろん、その比率は学校種に比例しており、小学生は33.4%、中学生は56.7%、高校生は74.2%に達しています。特に高校生は4人に1人が、5時間以上インターネットに接続しているという回答結果になっています。

何にそんなに使っているのか?

それでは長時間にわたって、子供たちは何にスマホを利用しているのでしょうか。内閣府の調査から明らかになった子供たちのスマホの利用用途は以下の通りです。

第1位は「動画視聴」です。77.7%の子供が利用していました。Youtuberと呼ばれる人々が子供たちから熱い人気を集めるなど、動画サイトはテレビ以上に子供たちの時間を支配しています。

第2位は「ゲーム」の74.9%でした。ゲームと言えば今まではゲーム専用機で行うことが一般的でしたが、子供たちの間にスマホが普及したことで事情は一変。スマホ上でできるゲームが人気を集めています。

第3位は「コミュニケーション」で68.2%です。メールやSMSだけでなく、LINEやInstagramなどのSNSの利用が子供たちの間で広がっています。第4位は「音楽視聴」で63.7%、第5位は「情報検索」で61.9%でした。

学校種別見ると、小学生は「ゲーム」が最多の77.9%、中学生は「動画視聴」が最多の80.3%、高校生は「コミュニケーション」が最多の89.8%でした。

年齢が上がるにしたがって、スマホをエンターテイメントの手段としてではなく、友人や親子間でのコミュニケーションツールとして利用している姿が見えてきます。

子供のスマホの使いすぎは学力低下につながる?

勉強時間は低下していないが…

「子供にスマホを利用させると、勉強時間が短くなり学力が低下する」と通説のように信じられています。しかし、統計調査によって明らかになる事実は、こうした通説に反するものです。

内閣府が実施している5年ごとの調査によると、子供たちの学業にかける時間はスマホが普及した2000年代以降、小学生・中学生・高校生ともに増加傾向にあります。

だからといって子供たちの睡眠時間や食事時間が削られたわけでもなく、両者とも増加傾向にあります。

極端に減っているのは、テレビ・ラジオを視聴したり、新聞・雑誌などを読んだりする時間です。それら活動に子供たちが割いていた時間は134分(平成8年)から80分(平成23年)へと、15年間で50分間も短縮しました(15歳〜19歳の場合)。他の活動へ割く時間がそれほど変化していないことから、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌がスマホの普及によって一番割りを食った格好です。

「子供がスマホを利用しても、勉強時間が確保できているなら問題ない」というわけではありません。

東北大学の川島教授の研究によると長時間のスマホ利用は確実に学力を低下させているとのことです。それは勉強時間の減少によってもたらされるのではなく、スマホの利用そのものが脳の活動に影響が与え、勉強時間と関係なく学力を低下させるそうです。

内閣府『平成27年版 子供・若者白書』

川島隆太『スマホが学力を破壊する』2018年3月

記憶力の低下

最新の医学では、脳の部位によって役割分担がなされていることが明らかになっています。脳の各部位には「見るための場所」「聞くための場所」「記憶する場所」「思考する場所」「伝達する場所」といった特定の役割を与えられています。

特定の箇所に働きが集中すると、別の場所が稼働しづらいこともわかっています。目から入ってきた文字情報を伝える作業ばかりをしている(例えばアナウンサーのような職業)と脳の「伝達する場所」はフル稼働するものの、「記憶する場所」はあまり働かず、記憶に残りにくいそうです。

子供たちの6割が情報検索の用途でスマホを利用していることからもわかるように、情報の入手ルートは今や紙の媒体からスマートフォンへと移行しています。何かわからないことがあれば、子供たちはとにかくスマホを使ってインターネット検索しようとします。

最近普及している電子書籍。紙の本よりも安いこと、検索が容易なこと、物理的な保管スペースがいことから、急速に普及しています。ところが、電子書籍を含むスマホを利用した情報入手は、子供たちの記憶力を低下させています。

紙で見ても、スマホのディスプレイで見ていても同じことのように思うかもしれません。しかし、スマホは物理的な制約から多くの情報を見るために、スクロールという作業を行います。スクロールの際に見ている情報の位置を見失わないように、「見る」ことに私たちはより多くの神経を使わなければなりません

目を酷使することは目を疲れさせるだけでなく、見ることを司る脳の部位を酷使します。脳は同時に並行して様々な作業をすることができないため、見ることに集中すると「記憶すること」が疎かになります。すなわち、スマホの多用は子供たちの記憶力を低下させているのです。

加藤俊徳『1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術』朝日新聞出版、2017年2月

思考能力の低下

スマホの普及は子供たちに膨大な知識を与えました。子供たちは本を読まなくても、記憶しなくても、適切なキーワードで検索するだけで必要な知識をいつでもインターネットから引き出すことができます。「いつでも引き出せる」という感覚が、子供たちから知識を記憶しようとする努力や考えようとする姿勢を奪います。

私たちは情報や知識が限られている場合、足りない情報や知識を思考・推理し補おうとします。見えている積み木の数から、見えていない積み木の数を想像するようなテストを受けたことがあると思います。これも限られた情報から推理・思考する力を試すものです。

スマホの普及により、膨大な情報・知識に接することができるようになった子供たちは思考することさえ止めてしまいます。だからこそ勉強時間は減ってないのに学力が低下するのです。子供たちは自分で思考しなくても、他人の思考をインターネットから引き出すことができます。思考を引き出すことばかり長け、自分で思考する力を奪われしまっているのです。

慎 泰俊「スマホを使いすぎて、馬鹿になっていませんか?」『日経ビジネスオンライン』

子供のスマホに時間制限をかけられるオススメアプリ

iPhoneなら「スクリーンタイム」

子供に使用させているスマホがiPhoneの場合、特別なアプリは必要ありません。最新のOSであれば、iPhone単体で子供のスマホに時間制限をかけられます。

最新のOSを使用していない場合は、OSのアップデートを行って下さい。アップデート方法は簡単。(1)ホーム画面の「設定」を起動させ、設定画面の中から「一般」を押します。(2)「ソフトウェア・アップデート」を押し、「ダウンロードとインストール」を押せばOK。後は画面の指示にしたがって進めれば、最新のOSへとアップデートできます。

最新のOSにアップデートできたら、(1)「設定」>「スクリーンタイム」の順に選択、(2)「スクリーンタイムをオンにする」をタップ、(3)「続ける」をタップ、(4)「これは子供用のiPhoneです」を選択します。これで操作は完了。スクリーンタイム専用のパスコードを作成することで、子供が勝手にスクリーンタイムのコントロールから逃れようとするのを防ぐことが可能です。

スクリーンタイムでできるのは、休止時間の設定、App使用時間の設定、コンテンツとプライバシーの制限です。特定のアプリの使用しすぎや、スマホの使用しすぎ、不適切なコンテンツのダウンロードなどを禁じることができます。

Apple「スクリーンタイム」

Androidなら「Googleファミリーリンク」

子供に使用させているスマホがAndroid OSの場合は、Googleが提供しているアプリ「Googleファミリーリンク」 がオススメです。Googleファミリーリンクできることは2つあります。

第一に子供のアプリ利用の制御です。子供がよく利用しているアプリは何か、確認することができます。特定のアプリばかりを利用している場合、なぜ熱中しているのか、何か問題を起こしていないか確認することができます。また、子供が勝手にストアからアプリをダウンロードしようとした場合、保護者に通知が届きます。必要に応じてダウンロードを拒否することも可能です。

第二に利用時間の制御です。子供と話し合い、適切な利用時間を決めることはよくあることです。しかし、子供の両親だけに任せていては、知らない間に利用時間が延びていたということも。このアプリを使えば端末の利用時間を強制的に制御できますので、決めた利用時間を守らせることができます。また、絶対に利用させない時間帯(勉強や食事、家族団らんの時間など)を決めている場合は、それを設定することも可能です。親のスマホからリモートで制御可能なので、子供がスマホを隠しても心配ありません。

Google ファミリーリンク(iOS用)

Google ファミリーリンク(Android用)

まとめ

子供のスマホ利用時間や学力低下に与える影響、スマホの時間制限方法について解説してきました。

子供のスマホ利用時間は平均して約2時間半で、動画視聴・ゲーム・コミュニケーションに用いられていました。勉強時間を減らしてはいないスマホ利用ですが、子供たちの脳には確実に悪影響を及ぼし、記憶力や思考力を低下させています。

悪影響を回避するためには、スマホに時間制限をかけるべきであり、それを実現するツールもあります。しかし、大切なのは子供たちの納得です。今回の記事を参考に、子供たちに勉強の成果を台無しにするスマホ利用の悪影響と、制限の必要性について話し合って下さい。子供と親が納得するルールをつくることが、適切なスマホ利用の第一歩です。

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